直前30分復習用まとめ JR運賃・料金
JR運賃の基本
- 年齢区分
- 大人:中学生以上(12歳〜)
- 小児:小学生(6〜11歳)
- 運賃は大人の半額(10円未満端数切り捨て)
- 幼児:1〜5歳
- 人数次第で無賃:旅客(大人または小児)が幼児を同伴する場合、旅客1人につき幼児2人まで無賃。3人目からは小児料金。
- 指定席や寝台を利用する場合は、運賃・料金がかかる
- 乳児:0歳
- 無賃
- 指定席や寝台を利用する場合は、運賃・料金がかかる
- 運賃計算キロの算出
JR運賃の計算
- 営業キロ等と通算の打ち切り
- 通過連絡運輸
- 通過連絡運輸の取り扱いを行ってる私鉄の場合、その私鉄と前後のJR区間の距離を通算して算出できる
JR運賃の特例と割引
- 運賃計算の特例
- 特定区間
- 経路が2つ以上ある場合(特定区間)、短い方の経路のキロ数を用いて運賃を求める。
- 特定都区市内発着の特例
- 特定都区市内の駅と、その都区市内の中心駅からの片道の営業距離が200キロを超える駅との間の運賃は、中心駅から(まで)の距離を用いて計算する。
- 東京山手線内発着の特例
- 東京山手線内の各駅と、東京駅からの片道の営業キロが100キロを超える駅との間の運賃は、東京駅から(まで)の距離を用いて計算する。
- 特定区間
※むしろ料金が高くなるケースがあるが、それで正しい
-
- 東京付近の特定区間通過の特例
- 東京付近の特定区間(山手線内とその周辺)を通過する場合、その区間内について実際の乗車経路にかかわらず、最短経路の距離を使って計算する
- 新幹線とそれと並行して走る在来線の特例
- 原則としては同一の路線として扱える
- しかし一部の特定区間の路線では、別の路線として運賃を計算する
- 区間外乗車
- 列車の運行の都合による折返し行程が含まれる場合、その折返し区間の距離は含めずに計算する。これを区間外乗車という。
- 東京付近の特定区間通過の特例
- 個人の割引運賃
JR料金の基本
- 料金の種類と小児料金
- 特急料金
- 小児:大人の半額
- 急行料金
- 小児:大人の半額
- 特別車両(グリーン)料金
- 小児:大人と同額
- 寝台料金
- 小児:大人と同額
- 座席指定料金
- 小児:大人の半額
- 特急料金
- 乗車する列車1つごとに計算
- 料金計算には、営業キロしか使わない
- 特急料金
- 寝台料金
- 2人で1つの寝台を利用
- 大人2人以外なら、2人で1つの寝台を利用できる。大人2人はダメ。
- 2人で1つの寝台を利用
- 個室の料金
JR料金の特例
- 新幹線内乗り継ぎ
- 同一方向の乗り継ぎで、新幹線改札から出場しない場合、乗り継ぎを行っても1つの新幹線として料金を計算できる
- 列車の乗り継ぎにより、設備や車両が異なる場合
- 料金を通算できない場合
- 在来線の特急列車の乗り継ぎ
つばさ、こまちの料金(運行区間の一部が新幹線、一部が在来線特急)
- 料金
乗継割引(料金) ※必ず1問は出る
- 2つの特急・急行を乗り継ぐとき、片方が5割引となる
- 割引対象
- 特急料金
- 急行料金
- 急行列車の指定席料金
- 特急券の券面に「乗継」が表示される
- 新幹線と在来線特急・急行の乗り継ぎ
- 在来線の特急・急行どうしの乗り継ぎ
- その他
団体旅客の取り扱い
- 団体旅客の種類
- 大口・小口団体区分
- 大口団体
- 専用臨時列車を1つの団体で使用する団体
- 申込受付期間:9ヶ月前の日〜2ヶ月前の日まで
- 小口団体
- A小口団体:大口団体以外で構成人員が31人以上の団体
- B小口団体:大口団体以外で構成人員が8〜30人で構成
- 申込受付期間:9ヶ月前の日〜14日前の日まで (ただし別に定める場合は12日前の日まで)
- 指定席を利用する場合、JRに指定補償金の支払いが必要。
- 指定補償金=申込人員×0.9(端数切り捨て)×300円
- 大口団体
- 運賃の割引・無賃
- 団体旅客運賃の割引率
- 普通団体(一般)
- 第1期:1割引
- 第2期:1割5分引
- 普通団体(専用臨時列車を利用)
- 第1期:5分引
- 第2期:1割引
- 訪日観光団体:1割5分引
- 学生団体(大人):5割引
- 学生団体(小児):(小児運賃から)3割引
- 普通団体(一般)
- 乗車日(第1期と第2期)
- 第1期:12月や1月初頭など忙しそうな日
- 第2期:第1期以外の日。第1期に比べて割引率が5分高い。
- 工程中1日でも第2期に該当する日があれば、全工程に対して第2期の割引率を適用できる
- 旅行業者やガイドの割引・無賃
- 普通団体(ガイド):31〜50人に1人分無賃、それ以降は50人増すごとに1人分無賃が追加される。各種料金も無償。
- 訪日観光団体(ガイド):15〜50人に1人分無賃、それ以降は50人増すごとに1人分無賃が追加される。各種料金も無償。
- 学生団体(教職員・付添・業者):団体の構成人数100人までごとに1人分が3割引
- 不乗区間通算による特例
- JR乗車区間において、中間で他の運輸機関(貸切バスなど)を利用して移動した場合、通しで計算した方が安くなるなら、乗車したことにして計算できる
- 団体旅客運賃の割引率
乗車券類の取り扱い
- 運送契約の成立日
- 運賃・料金が支払われ、乗車券類の交付を受けた時
- 乗車券類の発売日
- 乗車券:原則としては乗車当日。ただし指定席と同時に発売もある。
- 団体乗車券:始発駅を出発する日の1ヶ月前の同日(単に1ヶ月前ではない。末日などで前月同日がない場合、翌月1日)
- 指定券:始発駅を出発する日の1ヶ月前の同日(単に1ヶ月前ではない。末日などで前月同日がない場合、翌月1日)
- 乗車券類の有効期間
- 途中下車(いったん改札の外に出場し、再び入場して旅程を続けること)
- 乗車変更
- 旅行開始前の払戻し
- 旅行開始後の払戻し
- 片道乗車券
- 未使用区間が101キロ以上ある場合は払い戻し可能
- 払戻額:乗車済み区間の運賃+手数料( 220円)を差し引いた額
- 未使用区間が101キロ以上ある場合は払い戻し可能
- 片道乗車券
- 団体乗車券の払戻し
- 使用開始前の払戻し
- 団券:人員数に関係なく団券1枚につき220円
- 指定券:指定券1枚につき
- 列車出発日の2日前まで:330円
- 出発日の前日から乗車駅出発時刻まで:対象料金の30% 10円単位切り捨て(最低330円)
- 使用開始後の払戻し・変更
- 以下の条件で1回に限り、区間変更・指定券変更・乗車列車等の変更ができる
- あらかじめ係員に申し出て承諾をえた
- 運送上の支障がない
- 列車が乗車駅を出発する時刻の2時間前までに申し出
- 以下の条件で1回に限り、区間変更・指定券変更・乗車列車等の変更ができる
- 使用開始前の払戻し
- その他の取り扱い
- 購入した乗車券類を紛失した場合
- 紛失した乗車券類と同一の乗車券類を購入しなければいけない。
- 払戻しの方法
- 旅行終了駅で再収受証明書の交付を請求
- 紛失した乗車券類を発見
- それを再購入した日の翌日から起算して1年以内に、その乗車券類と再収受証明書を最寄駅に提出
- 払戻手数料:乗車券220円、指定券330円
- 列車の遅延
- 特急・急行列車が所定の時間より2時間以上遅れて到着した場合
- 特急・急行料金の全額払戻
- 特急・急行列車が出発時刻に1時間以上遅延し(またはそれが確実な状況)、かつ当該列車の利用を取りやめた場合
- 運賃、特急・急行料金の全額払戻
- 特急・急行列車が所定の時間より2時間以上遅れて到着した場合
- 列車の運行不能
- 不通区間(列車が運行不能な区間)があり、旅行を取りやめる場合
- 運賃、特急・急行料金の全額払戻
- 不通区間(列車が運行不能な区間)があり、旅行を取りやめる場合
- 購入した乗車券類を紛失した場合
- 特別区画乗車券